院長コラム
自分の体は自分で守る3!「仰向け寝のススメ」

皆さんは就寝時どのような姿勢で寝ていますか?
必ず左下にしないと寝られないという方や、スマホ見ながらの寝落ち、特に意識していない方などそれぞれでしょう。
今回のテーマ「仰向け寝のススメ」は、横向き(側臥位)で寝ている方にぜひ読んでいただきたいと思います。
年齢を重ねていく毎に就寝中の寝返りが少なくなって、結果同じ姿勢で長時間寝ていることにより、背骨を支えている左右の筋肉量の差が出て、背骨に歪みが生じやすくなります。
いつも同じ首側に寝違えを繰り返す人はほとんど横向き(側臥位)状態であまり寝返りを打っていない可能性があります。首だけではありません。下になっている肩は内側に巻き込まれて肩甲骨周辺のコリを作り、体圧で腕の血行不良が起こり、手がしびれる、手がむくむなどの症状がでてきます。
せめて就寝時の姿勢だけでも仰向け状態で寝入れば、自然と寝返りは体が欲求して動いてくれます。
できるだけ体の左右の偏りを無くすことで疲れにくい身体、内臓への影響も減ってきます。
(㊟ただし、無呼吸症候群、急性腰痛(ぎっくり腰)の人は仰向けでの就寝はお止めください)
それともう一つチェックしてほしいことがあります。
就寝時仰向け姿勢になったら、ちょっと首を上げてつま先の位置を見てください。
つま先の位置がずれていたら、体~脚~足の位置をまっすぐになるように直しておやすみください。寝ている間に体は微調整をして疲労回復してくれます。
翌朝、回復した元気な体で目覚められますように・・・。